ヨット部masaki ヨットの魅力語ります!

こんにちは。まさきです。

 今日は僕が大学の部活でしている、「ヨット」という“スポーツ”についてご紹介します。そうなんです。僕たちがしているヨットは、お金持ちが海でプカプカ浮いているような優雅なものではなく、バチバチの“レーススポーツ”なんです。マイナーなスポーツなため、「ヨットをやってます!」と自己紹介しても、キョトンとされて、「漕ぐやつ?」と、ボートのジェスチャーをされることが多いですが、僕たちは漕ぎません!なんなら、マンパワーは使いません。もちろん、エンジンもついてません!帆を張って風を受けて、その風の、自然の力だけを使って船をゴールへ向かって進めます。実は、オリンピックの種目の一つともなっています。

 ここから、僕が思うヨット競技の魅力を聞いていただきたいです。

大事なのは「技術」

先ほども言ったように、ヨットは風の力を使うので、筋肉が結果に与える影響が小さいです。そのため大学のヨットは、スポーツとしては珍しく、男女混合で行われます。そして、必ずしも男子が強いことはなく、上位には女子選手が大勢います。体が大きな人もいれば、小さい人もいます。全国のプロのレースを見ると、若い人もいれば、おじいちゃん手前の人もいます。それではどんな人が“強い”のかというと、その一つは、技術がある人です。

技術がある人というのは、同じ風を受けても、それを最も効率よく前に進むパワーに変えられる人です。つまり僕たちは、刻々と変わる風に対し、ヨットについている帆の角度や深さを調整し、ヨットが進むスピードを上げる練習をしています。

大事なのは「頭」

また、ヨットは「海上のチェス」と呼ばれるほど、頭で考えることのウェイトが高いスポーツです。その理由は、海にはコースが引けないからです。ヨットレースのコースは、スタートとゴールの2点が与えられるだけで、その2点を結ぶコースは選手自身が作ります。つまり、走るコースは選手全員違います。最も早くフィニッシュするコースは一直線の最短距離ではなく、風が強い場所を通ったり、風向きが自分に有利な方に働く場所を通るコースです。海や風を見て、その最適なコースを頭で考えながら、スピードを出すことが出来る人が、勝つことができます。

コースはひとそれぞれ

2人乗り

 僕たちが乗っているヨットは、1人でもなく、複数人チームでもなく、2人1組です。ペアのことを信頼し、ペアの失敗は補い合い、2人でコースを考え、いい結果のときは2人で喜び合い、悪い結果の時は2人で反省できる。2人というのは、最も難しくて、最もおもしろい人数です。

かっこいい

 ヨットが風を切って走る姿、方向転換の際の激しい動き、スタートラインに何十艇ものヨットが並び、スタートと共に一斉に走り出す姿、めちゃくちゃかっこいいので、ぜひ動画で見てもらいたいです!スタートの瞬間

 最後におまけで、ヨットは海上で風を受けるスポーツであるため、三密を完全に避けられて、まさに今に合ったスポーツです。残念ながら現在は緊急事態宣言下でヨットができませんが、皆様に興味をもってもらえたらうれしいです!

 

実際のセーラー目線の動画

https://youtu.be/UiqLtkcSwLY

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